今日は少し寒かったです。
東京都庭園美術館
休みが撮れたので、「東京都庭園美術館」で開催されている「20世紀のポスター[図像と文字の風景]ビジュアルコミュニケーションは可能か?」展に行ってきました。
僕は絵を観るが好きですが、何でもカッコいいデザインのものが好きなので、自分の仕事にも役立つかなと思って行きました。
久しぶりに「東京都庭園美術館」に行きました。
「旧朝香宮邸」が素敵です。
ポスターのデザイン
美術展の内容は、主にヨーロッパやアメリカの1920年代から1980年代位までの、モダンなデザインのポスターを集めたものです。
特にスイスやドイツの1920年代から〜1960年代のポスターのデザインやビジュアルは、古臭い感じが全くせず、全体のバランスや色使い、フォントなどがすごく計算されて配置されている感じがしました。(派手ではないですが、見飽きる事もないです。ドイツのバウハウスのデザインからの流れなのかなと感じました。)
逆に1980年代のものは、色や全体の雰囲気があの時代を感じさせ、懐かしい雰囲気がしました。(色味が派手で、フォントが統一されておらず、写真等が挿入されていて、いかにも80年代の感じでした。)
現在のデザイン
いつも思うのですが、現在は1980年代に比べて、コンピューターのハードとアプリが比べ物にならないほど発達し、インターネットで世界中の情報を得ることができますが、ポスターや電車の吊広告など、世間一般に提示される商業広告自体は、あまり当時より進んだ感じがしないようにも感じています。
かつてのバブル期は、色々なものにお金と人をかける事ができたのか、広告のデザインなどは逆に今より洗練されていたものも多かったです。
TVCM
僕はTVを持っていないので、今のコマーシャルはほとんど見ません。
ジムに行った際に、トレッドミルの前にあるTVに写るCMを見ていると、バブル期のようなスタイリッシュな車のCMだったり、音楽がかっこよかったものが全然なくて、ちょっと残念な感じがしまています。(商品の特徴を前面に出さないイメージ広告的なものは、流行らないのかもしれませんが。)
以前、「東京都現代美術館」で「石岡瑛子」さんの美術展を見た時にも強く感じましたが、昭和の先輩方の新しいものを作ってやろうという「パワー」は、本当に凄かったんだなという事です。
良くも悪くも尖っていたのかもしれません。
令和の時代に、どんどん力が弱くなっていくような日本が、また元気にならないかなと自問しながら、帰路につきました。
帰りは歩いて恵比寿駅に。
最後は「ポスター」とは直接関係ない話になってしまいました。
そんな訳で今日はこの辺で。